丸山桂里奈さんって、すごい。
丸山桂里奈さんはすごい。
今年、第一子を産んだ元なでしこジャパンの丸山桂里奈さんのインタビューが決まり、『逆転力〜マイナスをプラスにかえる力』(宝島社)を読んで取材に臨んだ。
あのあっけらかんとした明るいキャラクターの裏に、どんな体験があるのだろうか。
中学時代、川崎市にある読売メニーナ(現・日テレ・東京ヴェルディメニーナ)まで、電車とバスを乗り継いで片道1時間半かけて通い、家に帰るのは夜中の12時だったこと。
2005年からの5年間、東京電力女性サッカー部「マリーゼ」に所属し、福島の双葉町にある寮に住んでいたこと。
東日本大震災が東北を襲った2011年のドイツW杯では、お世話になった東北への恩返しと日本を元気づけたいという思いから、圧倒的不利が予想された地元ドイツとの準々決勝で、劇的な決勝ゴールをあげ、日本の初優勝に貢献したこと。
選手時代、片頭痛やグロインペイン症候群という骨盤周辺の筋肉が慢性的に痛む病気で苦しみ、マリーゼ退団後のアメリカのプロリーグでの挫折、ロンドン五輪予選の中国戦での右膝前十字靱帯損傷しこと。
今の丸山さんはそんな苦労を一切見せない。だからすごい。これからママとしてどんな女性として歩んでいくのか、楽しみだ。
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